何のために覆うのか
窓まわりの品を選ぶ前に、その窓でいちばん解決したいことを決めます。朝日で目が覚めてしまう寝室なら遮光、道路に面した低い階なら昼間の目隠し、冬に窓辺がとくに寒いなら断熱が優先です。リビングのように昼は明るく夜は隠したい場所では、光を調整しやすい種類が便利です。目的が二つ以上あるなら、薄手と厚手のカーテンを重ねたり、ブラインドにカーテンを足したりして組み合わせます。
- 遮光:寝室、昼間に眠る必要がある場合
- 目隠し:道路や向かいの建物が近い窓
- 断熱:冬に窓辺が冷える家
- 調光:昼と夜で使い方が違うリビング
カーテンはレールの位置から決める
カーテンの印象は、ポールやレールをどこに付けるかで大きく変わります。窓枠のすぐ上ではなく少し高めに、左右も窓枠より広めに付けると、カーテンを開けたとき布がガラスにかからず光がよく入り、窓が実際より大きく見えます。天井の低い部屋なら、天井近くにレールを付けてカーテンを床近くまで下ろすと縦の線が長くなり、天井が高く見える効果もあります。壁に穴を開けにくいなら、窓枠の内側に入れる突っ張り棒や、穴を開けずに掛ける方法を探してみましょう。
カーテンの寸法の測り方
寸法は窓ではなく、ポールやレールを基準に測ります。幅がレールの長さとまったく同じだと、閉めたときに布がぴんと張ってひだがなく、のっぺりと見えるので、ひだができるようレールより余裕のある幅を選びます。どれくらい余裕を持たせるかは生地の厚さや好みのひだの量によるので、販売店の案内を参考にしてください。丈は床まで下ろすなら床に引きずらないよう少し浮かせ、窓の下に暖房器具や家具があるなら窓枠の下までの丈が安全です。
- 幅:レールの長さより余裕を持たせる
- 床までの丈:レールから床まで測り、床から少し浮かせる
- 窓丈:窓枠の少し下まで
- 暖房器具の上には布がかからないようにする
生地と遮光
同じ色でも、生地によって入る光は大きく違います。薄く透ける生地は昼間に視線をやわらかくさえぎりながら光を通し、目の詰まった厚手の生地や遮光の裏地付きの生地は光を多くさえぎります。真っ暗にしたいなら、生地と同じくらいカーテンの横や上から漏れる光にも気を配る必要があります。ポールを窓より広く高く付け、カーテンを壁側へ回り込ませるように掛けると漏れる光が減ります。洗濯できるか、水洗いで縮まないかも買う前に確認しましょう。カーテンはほこりが付きやすいので、手入れしにくいとすぐにくすんで見えます。
ブラインドの種類
ブラインドはカーテンよりかさばらないので、狭い部屋や机の前の窓によく合います。種類によって光の扱い方が違うので、用途に合わせて選びます。
- ロールスクリーン:布を上に巻き上げる。すっきりしているが、光は上げ下げでしか調整できない
- 横型の羽根タイプ:羽根の角度で光と視線を細かく調整できる。羽根の間の掃除が手間
- しま模様を重ねるタイプ:透ける帯とふさぐ帯が重なって光を調整する
- たたみ上げる布タイプ:カーテンのようなやわらかい印象になる
- 縦型の羽根タイプ:大きな窓や掃き出し窓など幅の広い所に使う
ブラインドの寸法と取り付け位置
ブラインドは窓枠の内側に入れて付けるか、窓枠の外の壁に付けるかを先に決めます。内側に付けるとすっきりしますが、窓枠に十分な奥行きが必要で、窓のハンドルや網戸に当たらないか確かめなければなりません。窓枠は思ったよりまっすぐでないことが多いので、上・中央・下の三か所の幅を測り、いちばん狭い値を基準にします。外側に付けると窓枠より広く覆えるので横から漏れる光が減り、窓も大きく見えます。オーダー品なら、測った寸法が内側基準か外側基準かを注文書にはっきり書きましょう。
断熱・結露と安全
窓は家の中で熱がよく出入りする場所です。床まで届く厚手のカーテンを夜に閉めておくと窓辺の冷えを和らげるのに役立ち、夏の昼間は日差しをさえぎって室温の上昇を抑えます。ただし窓とカーテンの間に空気がこもると結露が起き、カーテンのすそにカビが生えやすいので、朝はカーテンを開けて換気する習慣が必要です。小さな子どもがいる家庭では、ブラインドやカーテンの垂れたひもが首に巻き付く事故の危険があります。ひものない方式の製品を選ぶか、ひもを子どもの手が届かない高さに固定し、ベッドや椅子を窓辺から離して置いてください。
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